タスク管理ツールではタスク名にせよ、時刻などの属性にせよ、何度も何度も入力を行う。ここの効率化は非常に重要である。まさに塵も積もれば山となる。
「いやそんなに入力しないし」という人は、胸に手を当ててみて問うてみてほしい。入力しないのではなく、できないからやむをえずそうしている可能性はないか?たとえば、細かい粒度で記入する手の速さがないから粗い粒度で記入しているとか、入力が遅いからタスクを全部記入できずに重要なタスクしか中途半端に記入できないでいるとか、できないことはないけど腰が重たいからできていないとか。こういったことは、まさに入力が遅いから起きている。早くなれば、起きにくくなる(腰が上がりやすくなる)。
もちろん、「いやそんなことのために入力スピードの鍛錬なんて割に合わない」というのなら、それもアリである(そしてそういう直感は大体正しい)。ただ、入力が遅いことで腰が上がっていないのはもったいないから、こうして提示させていただいた。
もう一つ、判断を早めるという意味での効率化もある。
例としてロストに対処するにはに少し書いている。
別の言い方をすると、優柔不断はやめて、即断即決せよということだ。正確に入力するために10秒かかるのなら、雑でいいから5秒で済ませろということだ。
ただし、この効率化の有効性は時と場合による。基本的には有効である。というのも、所詮は人間なので厳密・正確に近づこうとしてもたかが知れている。(潔癖が直面する残酷な事実でもあるのだが)タスク管理は、ある程度は雑になるものだ。だから雑で良い。潔癖な正確から、雑な運用へとシフトするだけで、だいぶ効率化になる。しかし、自分の生活を完璧に把握したい場合や、プロジェクトタスク管理で精密な内訳が求められている(特にお金や監視が絡むこうなりがち)場合など、精度の高い管理が要求されているときは別で、慎重に入力した方が良い。ただ、既に述べたように、所詮は人間、限度はあるから、長続きはしまい。よほど適性があるか、趣味であるかでもなければ、そういうシチュは盤外戦を使ってでも離れるべきだろう。
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