元は「ろか」を意味するFilterから来ているが、デジタルツールにおいては「情報を特定観点で抽出すること」である。
掃除というキーワードのみを含むタスクを表示する
締切日まで3日以内のタスクを表示する
デジタルの世界では情報が多く、また加工(観点の付与)も容易であるため、このフィルタリングという便宜が取れるわけだ。実際に、数千件のデータから、条件に当てはまるものだけを抽出するくらいは一瞬でできる。
フィルタリングのコツ
1 まずはどんな観点があるかを理解する
タスク管理で言えば属性、特に分類系属性のレパートリーである。
無い場合は、自分で用意する必要がある。たとえばあなたがABC案件とDEF案件を持っていることは、ツールは知らないので、あなた自身が分類系属性に「ABC」「DEF」といったカテゴリーなりタグなりを登録する必要がある。
2 日々扱うものに観点を付与する
タスク管理で言えば、分類系属性を使って各タスクに付与する、などである。
ちなみにここが一番難しい。まさにタスクと同じで、忘迷怠が発生するからである。そして別に付けなくても困りはしない(強いていえば後でフィルタリングしづらい or できなくなるだけ)ので、なおさらだ。認知資源も意外と食う。で、その割には実際あまりフィルタリングして役に立つことがなく、大半は(おそらく95%は)死蔵する。既に情報管理に注力している読者であれば、言うまでもないほど「あるある」であろう。
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