たとえば私は割と何でも公開することによって「自分の醜い部分」も出し、相手が親しい関係を求めるのを防いでいる。
早い話、キモイ奴とは誰もお近づきになりたくない。フィクションがフィクションだからこそ楽しいのと同じだ。便宜や物珍しさで相手はしてもらえるが、それ以上踏み込まれることはない。
なぜそんなことをするかと言えば、私がチョロいからだ。私はたぶんその辺の女性に誘惑されたら、かんたんに堕ちる。しかし私に人と責任を持って付き合い続けるほどの甲斐性や能力はない。必ず破綻しよう。相手は人だ。ただでは済まない。賠償になる可能性もあるし、下手をすれば犯罪になる(たとえば「飽きたしうるさいからやめるか」といって子供を捨てることはできない)。加えて、私はサイコパスではないので、私自身も罪悪感だの何だのにとらわれよう。だから、最初から可能性を潰す。
馬鹿げているように聞こえるかもしれないが、私は真面目だ。私は私のことをよくわかっているからこそ、迷わない。馬鹿げたことでも行動に移せるし、タスク管理もできる(たとえば定期的に好意の棚卸しをしている)。
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